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松田(組織行動論)研究室

企業マネジメント上の諸課題に組織行動(ヒトの意識や行動)の視点からアプローチ

社会文化科学

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地域研究・政策研究

経営学組織行動組織変革マネジメント組織文化リーダーシップ大学の自治

学術研究院社会文化科学学域

代表者

教授 松田 陽一

1981年3月 京都大学工学部金属加工学科卒業
1981年4月 積水ハウス入社(建築請負・デベロッパー営業業務に従事。2001年退社)
1994年3月 神戸大学大学院経営学研究科博士課前期課程修了
1998年3月 神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了(博士(経営学))
2002年4月 岡山大学経済学部教授
2006年4月 現職(今日に至)
連絡先 電話:086—251—7557(研究室直通・留守電有)
 メール:matsud-y@cc.okayama-u.ac.jp

専門分野

社会科学の経営学における組織行動論が専門です。中でも、働く人の意識や行動を変えて成果向上を図るという視点(=組織変革)から、企業のマネジメント上に生起する諸課題の解明や解決が関心事です。具体的には、2002年以来、ワーク・ライフ・バランス、経営者の事業観、事業承継、IT人材の雇用、若年者の離職・定着、中間管理職の雇用、女将承継、観光振興、チーム医療等々のテーマを対象に調査・研究を継続してきました。一見するとバラバラなようですが、組織変革の視点からは根底は同じです。

研究概要

企業に20年勤務していました。研究の関心は、1992年の社会人院生時より、「働く人」にあります。具体的には、組織成果の向上を目的として、職場で働く人々の意識や行動を変えていく(=組織行動論、あるいはミクロ組織論における組織変革)マネジメントを対象に、2002年以来、調査・研究を継続してきました。単著等は以下の通りです。①『企業の組織変革行動』千倉書房,2000年。②『経営者の事業観の伝承に関する事例研究-吉本興業・林正之助を対象とし、遺伝子の伝承メタファーに基づいて(研究叢書第38冊)』,岡山大学経済学部,2009年。③『組織変革のマネジメント』中央経済社,2011年。④松田陽一編著、山本智子・川上佐智子・大月説子『組織変革マネジメントへの招待~抵抗の除去とチーム医療の活用』岡山大学出版会,265頁,2014年3月。(4章執筆と全体監修)⑤『組織変革の抵抗におけるマネジメントに関する研究』岡山大学経済学部叢書第50冊,2019年,372頁。⑥『組織変革のマネジメント第2版』中央経済社,2020年。また、人的資源管理の調査・研究として、福利厚生、障碍者のマネジメント等があります。それらに関する単著の分担執筆や単・共著論文等は以下の通りです。⑦「福利厚生制度の新動向」奥林康司編『成果と公平の報酬制度』所収,中央経済社,2003年,165-186頁。⑧「ベネッセコーポレーションのカフェテリア・プラン」奥林康司・平野光俊編『フラット型組織の人事制度』所収,中央経済社,2004年,145-167頁。⑨「中国企業の福利厚生制度の実態に関する研究~中国東北部・企業へのインタビュー調査を中心にして~」榎本悟・成廣孝編『地域間の統合・競争・協力』所収,岡山大学社会文化科学研究科学内COEシリーズ2,2010年,78-100頁。⑩「福利厚生制度」奥林康司・上林憲雄・平野光俊編『入門人的資源管理第2版』所収,中央経済社,2010年,166-185頁。
上記以外:事業承継、企業研修、非正規従業員の質的基幹化、人材育成と異動、現場力等。

非常勤講師(学部)として、非常勤・学部:中国短期大学、神戸大学、尾道大学、福山平成大学、同志社大学、龍谷大学、放送大学他に勤務。同じく大学院非常勤講師として、神戸大学経営学研究科、関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科、英国国立ウェールズ大学経営大学院日本語プログラム大阪校に勤務。また、台湾・国立交通大学経営管理学院にて2004年~2018年の間、社会人院生や学部生を同行し、研究報告会を開催。2007年~2009年の間、中国・吉林大学商学院で講義、2013年中国・Jinnan大学管理学院で講義。その他、研修会講師(例:JA岡山、岡山看護師協会、岡山中小企業同友会等)、講演会講師等多数。

共同研究への期待

企業(あるいは地域)を元気づける、活性化する、現状を何とか変える、というテーマであれば何でもかまいません。過去、共同研究としては、岡山経済研究所と、中小企業の事業承継、企業の採用活動(新規学卒と第2新卒対象)、観光振興を行っています。財団法人ちゅうごく産業創造センターと、情報サービス関連企業の人材確保を行っています。なお、学術的なものではありませんが、岡山・神戸・大阪・東京で受講生であった社会人院生26名と「現場力について考える」というテーマを雑誌等に公表しています。

先生からのアピール

企業勤務時に社会人大学院生として学界に足を入れてから(1992年)、人(=企業で働いている人々)に特に興味をもつようになりました。また、神戸大奥林先生の社会人ゼミで標榜した「社会科学する」にも感化されました。それまで科学するなど考えたこともなく、ましてや社会科学など知りませんでした。よって、今でもよくある職場の問題に対する即効・処方箋的な研究や底の浅い流行・ジャーナリスティック的な研究には全く興味・関心がありません。企業の職場マネジメント上でうんざりするほど直面している諸課題の本質的な問題の解明と解決に関心があります。大阪・東京の授業等でお世話になった社会人院生とはいろいろとやっています。