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生体膜生理化学

小胞型神経伝達物質トランスポーター等の生理学、生化学的研究

医歯薬

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先進医療研究

トランスポーター生化学生体膜輸送小胞型グルタミン酸トランスポーター小胞型ヌクレオチドトランスポーターVNUT神経ビタミンCATP SynthaseATPaseポリアミン小胞型ポリアミントランスポーターVPATGLUTグルコーストランスポーターVGLUT

代表者

准教授 表 弘志

2006年度: 岡山大学, 大学院医歯薬総合研究科, 助教授
2007 – 2012年度: 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授
2011 – 2014年度: 医歯(薬)学総合研究科, 准教授
2017 – 2019年度: 医歯薬学総合研究科, 准教授
2021年度: 医歯薬学域, 准教授

専門分野

機能生物化学、複合領域、機能生物化学関連、生化学、神経化学、生体膜、化学伝達、輸送、トランスポーター、ポリアミン、グルコース、ビタミンC、ATP

研究概要

  小胞型神経伝達物質トランスポーター、グルコーストランスポーターや薬物排出トランスポーターの生理学、生化学的研究を行っています。特に新規トランスポーターの同定、生理的な役割の解析、輸送機構の解明などに重点をおいています。

<小胞型ポリアミントランスポーター>
  ポリアミンは複数のアミノ基を持つ脂肪族分子で、生命の生存に必須な分子として知られています。神経系において、ポリアミンは神経細胞やアストロサイトから分泌され、NMDA受容体を経由する神経化学伝達を制御する因子として作用しています。私たちはこれらの細胞の分泌小胞にポリアミンを輸送・蓄積する小胞型ポリアミントランスポーター(VPAT)を発見しました。
  VPATは様々な組織に発現しており、そこでは分泌型ポリアミンが我々が未だ知らない働きを持っているものと思われます。私たちはVPATを指標として、未知の分野である分泌型ポリアミンの生理機能の解析を進めています。

<小胞型グルタミン酸トランスポーターとヌクレオチドトランスポーター>
  化学伝達では神経終末に存在するシナプス小胞に蓄積された神経伝達物質が細胞外へ放出されることで情報を伝えています。小胞型グルタミン酸トランスポーター(VGLUT)と小胞型ヌクレオチドトランスポーター(VNUT)はグルタミン酸やATPをシナプス小胞などに運び込むトランスポーターで、それぞれグルタミン酸作動性とプリン作動性の化学伝達に必須な役割を果たしています。VGLUTとVNUTはSLC17型トランスポーターファミリーに属していて、このファミリーには小胞型興奮性アミノ酸トランスポーター(VEAT)やアニオン性薬物排出トランスポーター(NPT)があります。
   私たちはこれらのトランスポーターの輸送メカニズムや生理機能をリポソーム再構成系や組織化学的手法を用いて解析を進めています。 

<グルコーストランスポーター(GLUT)>
  グルコーストランスポーター(GLUT)は細胞膜にあって、細胞内へのグルコース輸送や細胞外へのグルコース分泌を担う重要なトランスポーターです。
   GLUTの機能は教科書的に知られた細胞内外のグルコース輸送だけではありません。私たちはこれらのトランスポーターの新しい生理機能の解明を目指しています。


<薬物排出トランスポーター>
  薬物排出トランスポーターは生体内に侵入してくる薬物を体外へ排出するトランスポーターで、薬物の体内動態をコントロールすることから、医学薬学上とても重要なタンパク質です。また、がん細胞やバクテリアの薬物耐性にも深く関わっていることが知られています。また、薬物排出トランスポーターは多様な物質を基質として認識することができることから、基質認識と輸送のメカニズムも注目されています。
  私たちは薬物排出トランスポーターの中でもMATEやNPT、PfCRTなどをターゲットとして、その輸送メカニズムや生理機能の解明を目指しています。

共同研究への期待

新規トランスポーターの同定や分泌型ポリアミンの機能を明らかにしていきたいと思います。この分野で興味を持つ先生方と協力して研究を進めていくことができれば幸いです。

関連特許情報

アスパラギン酸の化学伝達を司るトランスポーターの同定とその利用
  森山芳則、表 弘志、宮地孝明、日浅未来 平成25年7月19日特許第5317056号
興奮性化学伝達調節剤およびそのスクリーニング法
  森山芳則、表弘志、樹下成信 平成20年3月18日  特許第503889号
哺乳動物における新規トランスポータータンパク質およびその利用
  森山芳則、表 弘志、大塚正人、松本拓也、日浅未来 平成26年8月8日 特許5590590号 
哺乳動物における新規トランスポータータンパク質およびその利用
  森山芳則、表 弘志、大塚正人、松本拓也、日浅未来 平成23年6月3日 特許第4752068号

研究室所属者

日浅 未来

2021年度: 岡山大学, 医歯薬学域, 講師

日浅 未来

関連研究シーズ

機能性食品成分のケミカルバイオロジー (化学に基づいた生物学的研究)

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食品化学 イソチオシアネート アポトーシス 食品 生化学 活性酸素 抗酸化物質 がん予防 解毒酵素 野菜 炎症 ポリフェノール ケルセチン生体内代謝物 分子標的 DOPAC クリックケミストリー ビオチンラベル化 遺伝子 白血球 発がん

教授 中村 宜督

 食品の機能性は,1) 栄養,2) 嗜好(安全性),3) 健康維持(疾病予防)の3つに定義されていますが,特に3…

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