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分子病理学

形態病理学や分子病理学をベースとして、炎症性疾患や腫瘍に関する研究

保健

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先進医療研究

IgG4-related diseasePathogenesisMast cellIgEOncogenesisLymphomaキャッスルマン病新規バイオマーカー

学術研究院保健学域

https://sato-lab-pathology.jimdofree.com/

代表者

教授 佐藤康晴

2012 – 2013年度: 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 講師
2014年度: 保健学研究科, 准教授
2016 – 2020年度: 保健学研究科, 教授
2021年度: 保健学域, 教授

専門分野

病理学、膠原病・アレルギー内科学、人体病理学、人体病理学関連

研究概要

(1)IgG4関連疾患の病因・病態および発がんに関する研究 
IgG4関連疾患では、顎下部リンパ節における胚中心進展性異形成や耳介周囲の皮膚にできる結節性紅斑の一部がIgG4関連疾患であることを世界で初めて見出し報告しました。また、病態形成にマスト細胞が深く関与していることも世界に先駆けて報告しました。また、発がん関連蛋白が高頻度に発現していることも見出しました。IgG4関連疾患は難病の指定を受けており、厚生労働省研究班のメンバーとして、正確な診断基準の確立と病態解明を目指して研究を続けています。 

(2)Castleman disease の診断基準確立と病態解明 
特発性キャッスルマン病は原因不明の指定難病であり、近年世界的にも注目を浴びている疾患です。病理診断の難しい疾患ですが、我々の研究室では鑑別診断基準を世界に先駆けて提唱しました。また、TAFRO症状を伴うiMCDの臨床病理学的特徴とその診断基準を国際共同研究で発表しました。iMCDの診療ガイドラインも国際共同研究で作成し発表しました。 
現在も病態メカニズムの解明に向けて遺伝子発現解析を進めています。 

(3)免疫不全関連リンパ増殖性疾患の病態解明 
メトトレキサートを使用中に発症するリンパ増殖性疾患を中心に研究を進めています。見た目は「がん(悪性腫瘍)」ですが、大半は服用中の免疫抑制剤を休薬することで自然に治ってしまいます。我々の研究室では、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に類似したタイプでは免疫抑制剤の休薬で自然治癒するが、ホジキンリンパ腫に類似したタイプでは抗がん剤治療が必要なことを見出しました。現在、このメカニズムの解明に向けて研究を進めています。

 EBウイルス陽性粘膜皮膚潰瘍も見た目は悪性腫瘍ですが、抗がん剤による治療を必要とせず自然に治癒する免疫不全に関連した病態です。これについても病理学的および遺伝子レベルで解析を行いました。その結果、これまで報告されていた以外に多くの病理学的特徴を有するものが存在することが分かりました。さらに遺伝子レベルでは悪性腫瘍と差異がないことも見出しました。引き続きこの疾患の発症メカニズムを解明すべく研究を進めていきます。

(4)リンパ腫の臨床病理およびゲノム解析 

(5)頭頸部腫瘍の臨床病理学的および分子生物学的解析 

(6)関節リウマチモデルマウスをもちいた新規分子標的治療の開発