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応用生態学

絶滅危惧種の保全や外来種の生態解明および防除手法の開発などに関する研究

環境生命科学(環境・農)

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環境保全・環境修復技術

淡水魚甲殻類絶滅危惧種外来種保全生態学応用生態工学農村生態工学植生送粉半自然草原

学術研究院環境生命科学学域

http://www.gels.okayama-u.ac.jp/profile/kouza/areas02_nou.html

代表者

教授 中田和義

2005年度 – 2011年度: 独立行政法人土木研究所,水環境研究グループ,専門研究員
2011年度 – 2020年度: 岡山大学, 環境生命科学研究科, 准教授

専門分野

保全生態学,応用生態工学、環境・農学(農業環境工学、農業情報工学)、環境・農学(自然共生システム)、環境・農学(生物資源保全学)、ライフサイエンス(生態学、環境学)

研究概要

水田環境や河川などで見られる動植物を対象とし,保全生態学や応用生態工学的な観点から,絶滅危惧種の保全や外来種の生態解明および防除手法の開発などに関する研究を行っている。また,陸上植物の多様性の創出・維持メカニズムの解明に関して,基礎から応用まで幅広い観点で研究を行っている。研究は野外調査と室内実験によって進めている。現在,研究対象としている主な生物は,国内希少野生動植物種であるスイゲンゼニタナゴ等の希少タナゴ類,アメリカザリガニ等の外来ザリガニ類,ツユクサ属一年草等の半自然草原の草本植物などである。

<希少タナゴ類の生態解明と保全技術の開発>
国内希少野生動植物種であるスイゲンゼニタナゴ等の希少タナゴ類の保全に必要となる知見を得ることを目的とし,保全生態学および応用生態工学的な観点から研究を実施している。具体的には,「農業水路における希少タナゴ類の生息場所利用様式の解明」「リアルタイムPCR法を用いたスイゲンゼニタナゴの環境DNA分析手法の開発」などをテーマとし,農業水路や河川をフィールドとして野外調査や実験を行っている。

<外来ザリガニ類の生態解明と防除手法の開発>
国内に定着した外来ザリガニ類として,特定外来生物のウチダザリガニと緊急対策外来種のアメリカザリガニを対象とし,それらの生態や在来生物に与える影響の解明に加えて,防除手法の開発などに関する研究を行っている。最近の研究テーマとしては,「外来種ウチダザリガニが絶滅危惧在来種ニホンザリガニに与える影響の解明」「アメリカザリガニによる隠れ家サイズ選好性」「水田水域に定着したアメリカザリガニの繁殖生態解明」「アメリカザリガニの駆除手法の検討」などが挙げられる。

<在来近縁植物種の共存メカニズムの解明>
植物が利用する光や土壌栄養、花粉を媒介する送粉者等は”限りある資源”であり、植物の多種共存を可能にするメカニズムについては未解明の謎も多い。本研究室では特に、水田畦畔に生育する在来ツユクサ属草本ツユクサとケツユクサを対象に、送粉者を共有し潜在的に強い競争関係にある近縁植物種の共存を可能にするメカニズムの解明を目的に、野外調査や実験、数理モデルを組み合わせた研究を行っている。

研究室所属者

勝原光希

2020年度 – 2021年度: 岡山大学, 環境生命科学研究科, 日本学術振興会特別研究員PD
2021年度 – (現在に至る): 岡山大学, 環境生命科学研究科, 助教